数量限定コーヒー

レドゥーシャでは毎月「テーマ」に沿った数量限定コーヒーをご用意しています。

【9/27~】 『コロンビア4種飲み比べ』

 今回は世界第4位のコーヒー生産量(1位ブラジル、2位ベトナム、3位インドネシア)を誇る南米コロンビアの特集です。コロンビアは国土が南北に広がり、標高の差が大きいため、年間を通してコーヒーの収穫が可能です。日本の約3倍の面積があり、各地でコーヒーの味わいの特徴や、暮らしている人の衣装や顔立ちも違います。今回はその特徴に触れていただきたいとも思いから北部(マグダレナ)、中部(キンディオ)、南西部(バジェ・デル・カウカ)、南部(ナリーニョ)の4エリアを今回はご用意しています。それぞれの特徴を飲み比べいただき楽しんでいただけたら嬉しいです。

*4月から「限定コーヒー定期便」がスタートしました。送料サービス(店舗受取もOK)かつ連続して購入するとお得な価格、サービスにて購入可能な「定期便」をぜひお試しください♪

*数量限定です。2週間くらいで通常は販売終了していますのでお早めにお買い求めください

コロンビア・ナリーニョ エル・シティオ農園

【9/27~】コロンビア・ナリーニョ・エル・シティオ農園(ウォッシュ)中浅煎り

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50g:555円  100g:999円 200g:1,898円

【オレンジのような明るい酸とほのかな甘み】

 世界有数のコーヒーの産地、南米コロンビア。ウォッシュのアラビカ種コーヒー生産量では世界最大量を誇ります。コロンビアでコーヒー栽培が始まったのは18世紀ごろ。キリスト教の修道院に植えられたのがはじまりとも言われており、そこから小規模農家の収入源の一つとして一気に広がり今では世界第4位の生産量にまでなっています。広大なアンデス山脈を有するこの地では、コーヒー栽培に適したミネラルたっぷりの火山灰性土壌と豊富な雨が降ることで、南北に広がる生産エリアで収穫がされています。収穫期のピークは4月から7月ごろ。「ミタカ」と呼ばれる第二ピークは12月から1月ごろにむかえます。明るい酸味と重厚な口当たりで、シングルでもブレンドでもよく使われて好まれる、日本でもファンの多いコーヒーの産地のひとつです。
 ここエル・シティオ農園は、ナリーニョを象徴する活火山であるガレラス山(4,276 m)の麓に位置し、標高は2,400mにも及びます。ガレラス山由来である肥沃な火山灰性土壌とコロンビアの中でも高い標高がこの農園の特徴です。この環境下でコーヒーが採れるのは、日中太陽に照らされて谷底に溜まった温かな空気が上昇して、高標高特有の寒さを和らげてくれているからだと言われています。昼夜の寒暖差が大きく、コーヒーチェリーがゆっくりと育つため、甘味がぎゅっとつまったチェリーになります。この農園ならではの微気候(周囲の地域とはわずかに異なるが、時には大幅に異なる、局所的な大気条件)とキャラクターを最大限に生かすプロセスが折り重なり、エル・シティオ農園の味わいが作り出されています。
 エル・シティオ農園は、ナリーニョ県ヤクアンケルの霧深い山々にある家族経営の小規模農園です。 標高2,400メートルに位置し、4ヘクタールの広さで、カスティージョ種の高品質なコーヒーを育てています。カスティージョと聞くと、ハイブリッド品種のイメージがあり、味わいもいいイメージをお持ちの方は少ないかもしれませんが、コロンビアでの研究品種で歴史が長く、コロンビアの栽培環境に非常にマッチしていて品評会などでも高評価を得ています。さび病耐性があるので農薬の使用も最小限で済み、矮性で収量も多いので農家の負担も少なく、サステイナブルなコーヒー栽培に寄与している品種です。
 この農園は、マリア・ニビアさん夫妻と二人の娘さんが運営しています。かつてはマルタ・デルガドさんが所有していた農園であり、 現農園主であるマリアさんは14歳の時にマルタさんのもとで働き始めました。歳月が経つにつれ2人の絆は母と娘のような関係を築き、マリアさんはマルタさんが亡くなるまで献身的に彼女を支え、その後農園を引き継いでいます。引き継いだのは農園だけでなく、マルタさんの愛情深い優しさ。その想いは、生産されるコーヒーの味わいからも感じられるほどです。
 ナリーニョの爽やかな酸味を感じていただくために中浅煎りでご提供します♪

<焙煎度>ハイ(中浅煎り)
<標高>2,400m
<エリア>南部ナリーニョ県 ヤクアンケル市 チャパクアル村
<品種>カスティージョ
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>エル・シティオ農園
<生産者>ナルバエス家

【コク】★★
【酸味】★★★★☆
【苦味】☆
【甘み】★★★
【香り】★★★★☆

【9/27~】コロンビア・バジェ・デル・カウカ(ウォッシュ)中煎り

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【マンゴーのようなトロピカルフルーツのコクと甘み】

 コロンビアを代表する有名農園となったカフェ・グランハ・ラ・エスペランサ(CGLE)。その礎を築いたのは、フアン・アントニオさんとブランカ・リギアさん夫婦。コロンビアのポトシ農園を任されることになった二人。1945年には、フアンさんが、既存のティピカ品種に加え、イエローブルボンにレッドブルボン、カトゥーラを新たに導入することを決めました。これが今のCGLEに続いています。ふたりは14人の子どもたちを授かり、当時では一般的なコロンビアの伝統的な大家族のかたちを築いていました。農園では人手が必要だったこともあり、子どもたちも手伝いをしながら、家族みんなで農園をつくりあげてきました。
 農園は長い年月を経て、少しずつ生産性も高まっていき、子どもたちの中で、コーヒーの栽培や精製方法に特に興味を持ったのが、リゴベルトさんとルイスさんでした。ポトシ農園に加え、トゥルヒージョという地域の農地を手に入れ、「ラ・エスペランサ農園」と名付け、有機農法の拡大に取り組んでいったのです。2007年、リゴベルトさんはパナマのボケテ地域にある「ラ・カルレイダ」というコーヒー農園の運営を任されることになりました。そして翌年、パナマスペシャルティコーヒー協会が主催する「Best Coffee of Panama」品評会で1位を獲得したのです。この成功を機に、リゴベルトさんは、ゲイシャ品種のコーヒーの種子をコロンビアに持ち帰り、CGLEの歴史に新たな時代を切り開きました。 
 CGLEでは現在、はじまりの地でもあるポトシ農園に加え、ラ・エスペランサ農園、ラス・マルガリータス農園、セロ・アスール農園の4つの農園で生産に取り組んでいます。
スペシャルティコーヒーの生産と販売に特化し、コロンビアの土壌と気候に新しい品種を適応させるという大きな挑戦に取り組んでいます。世界中のスペシャルティコーヒー市場で、常に一線を画す存在であろうと、日々品質の向上に努めています。
 コロンビアの中ではまだ希少な生産地のバジェ・デル・カウカ!お勧めです!!

<焙煎度>シティ(中煎り)
<標高>1,584~1,653m
<エリア>南西部バジェ・デル・カウカ県
<品種>イエローブルボン
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>ラス・マルガリータス農園
<生産者>カフェ・デ・ラ・エスペランサ

【コク】★★★☆
【酸味】★★★
【苦味】★★
【甘み】★★★
【香り】★★★★★

コロンビア・マグダレナシエラネバダ

【9/27~】コロンビア・マグダレナ・シエラネバダ(ウォッシュ)中煎り

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【ローストしたナッツのようなコクとキャラメルのような甘み】

 マグダレナは、シエラネバダ山脈のふもとに広がるコーヒー生産地です。コーヒー栽培の歴史は、19世紀後半にさかのぼります。もともとは外国人による大規模農園にはじまり、その後大規模農園は衰退、国内からの開拓者たちが荒れた農地を再興し、コーヒーの生産地として発展していきました。20世紀後半になると、この地に暮らすアルワコ族やコギ族、ウィワ族などの先住民族の人びともコーヒー栽培に関わるようになっていきました。開拓者たちと先住民族とが共存しながら、今につながるマグダレナのコーヒー生産の歴史を築いてきたのです
FNC(コロンビア生産者連合会)によると、マグダレナ全体では5,000世帯以上の農家が、合計で20,000ヘクタールほどの農地で、森を守りながら農作物を育てるアグロフォレストリーという農法でコーヒーを栽培しています。持続可能な農法を取り入れた生産地のコーヒーとして世界中にファンの多い産地のひとつです。
アソグラン農協は、北部マグダレナ県のシエラネバダという地域でコーヒーを栽培する農家で構成されています。伝統的に、化学肥料を使用することなく、自然の恵みを大切にしながらコーヒーを育てている農家ばかり。コーヒー栽培を通じて、環境負荷の小さな持続可能な農法に取り組もう、そして環境保全に取り組んでいこうという志のもと集結しています。農協を立ち上げてから20年近く、コロンビア北部における伝統的な栽培方法で良質なコーヒーづくりに励んでいます。

 世界的なオーガニックブームが起こるずっと前から有機栽培を続けていたシエラネバダの農家たち。今では、農協に加盟する農家すべてが、JAS認証だけではなく、アメリカの有機認証「NOP」やヨーロッパの有機認証「EOS」も取得しており、コロンビアのオーガニックコーヒーをけん引する農協として、世界中にコーヒーを届けています。
 アソグラン農協の各農家のなかには、コーヒーのほかに養蜂を営み、ハチミツをつくっているコーヒー農家が多くいます。コロンビア北部地域のコーヒーの収穫時期は10月~1月。4ヶ月ほどの限られた期間にしか、コーヒーによる収入がなく、これだけでは生計を立てるのが難しいのが現状です。そこで取り組んでいるのが養蜂です。コーヒーのシェードツリーとして植えられているグアモの木を利用してハチミツを作り、収入源を増やしているのです。ミツバチは、植物の受粉を助けてくれる生き物で、その生息数が地域の自然環境の豊かさを表すひとつの指標とも言われています。農薬が使われているところでは生息ができないとも言われ、ミツバチがいることが農薬や化学肥料に頼らずに栽培された証にもなります。この地域にも植えられているアラビカ種のコーヒーノキは、自家受粉を行う植物であることから、受粉を助けてくれるミツバチの存在が重要視されることはあまりなかったそうです。ところが、2021年、コロンビアのコーヒー研究機関「セニカフェ」が調査したところ、アラビカ種のコーヒーノキの受粉の16%ほどにミツバチが関与していることが分かりました。実はミツバチはコーヒー生産を支えてくれている大切な生き物だったのです。アソグラン農協の農家たちのミツバチと共存するコーヒー栽培は、今後、環境にも人にもやさしい持続可能な生産方法として、より一層注目を集めていきそうです。

<焙煎度>シティ(中煎り)
<標高>1,400〜1,500m
<エリア>北部マグダレナ県シエラネバダ
<品種>カスティージョ、コロンビア、カツーラの混合
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>─
<生産者>アソグラン農協の生産者

【コク】★★★☆
【酸味】★★★
【苦味】★★☆
【甘み】★★★☆
【香り】★★★★★

【9/27~】コロンビア・キンディオ・グランハ農園(ウォッシュ)中深煎り

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【ショコラのような濃厚なコクと心地よい苦み】

 コロンビアのキンディオ県とリサラルダ県、そしてカルダス県の3県にまたがる、コロンビア中部のコーヒー栽培地域を「Eje Cafetero(スペイン語でコーヒー生産地域、通称:コーヒートライアングル)」と呼びます。このコーヒーもそんなコーヒートライアングルに位置する農園で生産されたものです。アンデス山脈を有するこの地では、コーヒー栽培に適したミネラルたっぷりの火山灰性土壌と豊富な雨が降り、起伏のある山岳地帯では機械を入れない手作業による農法が代々受け継がれてきました。その農業技術と独自の景観、そして文化の調和した地域として称され、「Paisaje Cultural Cafetero(コロンビアのコーヒー文化の景観)」として世界遺産にも登録されています。
 グランハ農園はキンディオ県の県都、アルメニアの北に位置するシルカシア地区にある農園です。農園の特徴はカツーラ品種の栽培に力を入れているということ。カツーラはブルボンが突然変異したもので、かつてコロンビアで広く栽培されていた品種ですが、さび病のまん延によりコロンビアやカスティージョといった品種への植え替えが進み、生産量は減少し、今では希少になってしまった品種です。ブルボンの良さを受け継ぎ、明るい酸味や柑橘を思わせるフレーバー、そして滑らかな後味が特徴的です。
 グランハ農園では、生産量の半数以上をカツーラが占めています。元来この地で栽培されてきた品種を守り、その味を受け継いでいきたいと、今もなおカツーラの栽培に意欲的に取り組んでいます。このロットはそんなカツーラだけを集めた特別なロットです。グランハ農園伝統のカツーラの味をぜひお楽しみください。

<焙煎度>フルシティ(中深煎り)
<標高>1,600m
<エリア>中部 キンディオ県
<品種>カツーラ
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>グランハ農園
<生産者>マリアさん

【コク】★★★★
【酸味】★☆
【苦味】★★★☆
【甘み】★★★
【香り】★★★★★

限定コーヒー定期便
~コーヒーをより楽しみたい方向けのお得な定期便~

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毎月1~2回販売している限定コーヒーの飲み比べセットを送料サービスでお届けするお得な定期便が2025年3月にスタートしました!

 生産国や精製方法などを飲み比べをすることによって楽しみながらコーヒーの知識を増やすことができる他には無いコーヒー定期便です♪

 楽しみ方は2パターン。コーヒー豆(粉)セットまたはコーヒーバッグセットのいずれかをお客様のコーヒーライフスタイルに合わせてお選びください♪

<特典>

①送料サービス(定期便2回連続以上店頭受取の場合は、店内にてホットコーヒーSサイズ1杯サービス<660円以下の産地に限ります>)

②2回連続購入の場合は5%OFF、3回以上連続購入の場合は10%OFF

③珈琲クラブ会員様特典の前月購入量に応じた増量も!

【9/27~】コロンビアコーヒー4種×50g飲み比べセット 2220円

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単品でも勿論楽しめますが、4種類を同時に飲むことによって香味の違いがより鮮明にわかります!!

*4種類を飲み比べてそれぞれの香味の違いを楽しみましょう♪
*飲み比べを継続して楽しみたい方はお得な定期便をどうぞ!

「喫茶でのお得な限定コーヒー飲み比べセット」もご用意します!
①時間:11:00~12:00
②お値段:1,320円(4種各100ml)
     990円(3種各100ml)
*2名様以上の場合は人数分ご注文ください→お連れのお客様含め2割引きでご提供します♪
*予約は必要ありません
*テイクアウトはできませんのでご注意ください

【9/6~】コロンビアコーヒー4種×2個 珈琲バッグ飲み比べセット

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8個セット 1,600円

*お湯さえあればどなたでも美味しく気軽にスペシャルティコーヒーをお楽しみいただける4種類各1個のセットです!ギフトにも最適です!!

無料ラッピングもできます。コーヒー好きな方へのギフトにも最適です。

【終売】ケニア&エチオピア飲み比べ

ケニア・キアイリアファクトリー

【終売】ケニア・キアイリアファクトリー (ウォッシュ)中浅煎り

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50g:555円  100g:999円 200g:1,898円

【オレンジのような爽やかな酸】

*今回はケニアの同じ生豆を「中浅煎り」と「中煎り」の焙煎違いでご用意しました。焙煎の違いによる香味の違いをぜひ体験してみてください。

 ケニア中央州のキアンブ郡は、首都ナイロビの北西35kmに位置するため、ベッドタウンとしても発展し近年都市化が進んでいます。
火山性の肥沃な土壌が多く、標高約1,500〜1,800メートルの高地にあるこの地域には、古くからキクユ族が暮らし、伝統的にトウモロコシ、豆類、野菜などを自給しながら生活してきました。農業に適した地域として知られ、コーヒー栽培にも理想的な涼しい気候を有しています。交通網や市場へのアクセスが良く、コーヒーの流通・販売がしやすい場所としても知られています。

 キアンブ(Kiambu)という地名の由来には諸説あります。 この地域には多くの川や小川が流れ、水資源に恵まれた丘陵地帯が広がっています。 これらの支流の多くは、ナイロビ川の水源の一部を成しています。この地域に古くから住むキクユ族の言葉(キクユ語)で「Ki-ambu」とは、「水の豊かな場所」や「湿地帯」を意味すると言われています。キクユ語では、「Ki-」が場所や地域を表す接頭辞としてよく使われ、「Ambu」や「Ambo」は「水」や「川」に関連する語として解釈されることがあります。
キアンブでは、ケニアの他地域と同様、20世紀初頭から植民地時代の農業開発の一環として、コーヒー栽培が始まりました。当初はヨーロッパ人入植者によるプランテーションでの栽培が行われていましたが、独立後は土地改革や農民協同組合の設立が進み、小規模農家によるコーヒー栽培が盛んになりました。
 自分たちの土地でコーヒーを育て、協同組合を通じて製品を集約・販売するシステムが発展しました。現在では、キアンブはケニア国内でも有数のコーヒー生産地になりました。

<焙煎度>ハイ(中浅煎り)
<標高>1,500〜1,800m
<エリア>キアンブ郡
<品種>SL34, SL28
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>─
<生産者>キアイリア ウォッシングステーション

【コク】★★
【酸味】★★★★
【苦味】★☆
【甘み】★★
【香り】★★★★☆

【終売】ケニア・キアイリアファクトリー(ウォッシュ)中煎り

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【カシスのような酸とコク】

*今回はケニアの同じ生豆を「中浅煎り」と「中煎り」の焙煎違いでご用意しました。焙煎の違いによる香味の違いをぜひ体験してみてください。

 ギティトゥ組合は、8つのミル(ギティトゥ、キアイリア、カルウェティ、イキヌ、キマティ、ムトゥヤ、ンゴチ、ングムワ)で構成されています。 組合員数は約8,000人、コーヒー栽培面積は約1,280haに及びます。1970年代、キアンブ郡のギトゥンドゥ(Gitunduri)で設立されました。
 ギティトゥ(Gititu)とはキクユ語で「大きな森」を意味し、かつてこの地域に広がっていた豊かな森林を象徴しています。
 組合は、各ミルから選出された委員によって運営されており、生産者への教育や技術支援などの情報提供も重視し、生産性の向上と品質の改善を図っています。また、ナイロビコーヒー取引所でのオークションに農家を招待し、コーヒーの販売プロセスを直接見学できる機会を提供するなど、透明性とコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くことで、組合の長期的な成功を図っています。
 生産地では、コーヒーチェリーの手摘みから1日が始まります。 作業効率や品質担保の観点から、早朝〜午前の涼しい時間帯にコーヒーチェリーを収穫。バケツに入れられたチェリーが水洗工場に運ばれます。 
 午後には、未成熟や過熟豆や異物を取り除き、パルパーを通り、フローティング(水での比重)選別をされた後、発酵タンクで一晩を過ごします。
翌日、十分な発酵がされたかを工場長が確認をしてはじめて、徹底的に水洗、水路で比重選別を行います。
 その後、パーチメントは天日干しされますが、雨や日差しが強い場合はカバーをかけるなど注意深く管理がされ、定期的に水分値を測定し、10〜12%に達した段階で袋詰めされ、ドライミルの工場に運ばれます。
こうした段階を経て、最終的に消費者の手元にまでやって来ます。

 店主の大好きな産地の一つであるケニアですが、生産量の少なさもあり取り扱う機会が少ないのですが、今回久しぶりにご提供できます。
 皆様と一緒に私も久しぶりのケニアを楽しみたいと思っています♪

<焙煎度>シティ(中煎り)
<標高>1,500〜1,800m
<エリア>キアンブ郡
<品種>SL34, SL28
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>─
<生産者>キアイリア ウォッシングステーション

【コク】★★★☆
【酸味】★★★
【苦味】★★☆
【甘み】★★★
【香り】★★★★★

エチオピアジマ・ゲラ農園

【終売】エチオピア・ジマ(ウォッシュ)中煎り

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50g:555円  100g:999円 200g:1,898円

【華やかな香りとライムのような爽やかな酸】

 農園があるゲラ村は、標高2,000mを超えるエリアもある高地に位置し、敷地のほとんどは、古くからこの地の人々に大切にされてきた森林に覆われています。農園内で育てられるコーヒーは森林がつくり出す木陰でゆっくりと成長し、チェリーも糖分を蓄えていきます。
 農園は2008年の開始時は100ヘクタール程でしたが、現在では500ヘクタールまで拡大しています。コーヒーが育てられているのは、およそ半分の230ヘクタール。残りの敷地は森林保全エリアとして大切にしながら、苗木の育苗などに使用しています。栽培中は農薬や化学肥料には頼らずコーヒーを育てていることも特徴です。認証は取得していませんが、数年のうちにレインフォレストアライアンスなどの認証を取得することを目標にしています。
 エチオピアには数多く輸出業者が存在しますが、このコーヒーの輸出業者であるトラコン社は国内第2位の規模を誇り、40年以上の歴史をもつ老舗企業です。品質の高さから、エチオピアのスペシャルティコーヒーを牽引する存在として、世界各国のバイヤーに注目されてきました。2008年からゲラ農園の経営にも取り組んでおり、約500世帯の小農家と一緒に、農薬や化学肥料に頼らないコーヒー栽培を行っています。
 農業環境の保護にも重きを置き、生態系への影響を最小限に抑えながら、森林保護と植林を計画しています。また従業員のために、水道、電気、携帯電話、住居、学校施設、レクリエーション施設などを無料で提供することで、生活や労働条件の改善を行い、持続可能な生産を行うサステナビリティの原則に基づいた運営を心掛けています。
 このコーヒーの生産地、ジマには農業研究所の拠点が置かれています。JRCはエチオピア農業研究所傘下のひとつで、コーヒー研究以外にはお茶の研究や持続可能な農業技術開発と普及を行っています。1970年代からアラビカ種の品種改良を進め、コーヒーさび病への耐性や高収量を持つ品種の開発に注力してきました。30種類以上の品種が研究されていますが、74110、74112、74158などが代表的な品種です。ただ名前(番号)があるものと未だに名前のないものが入り乱れているので、一般的には「在来種」とひとくくりにされています。研究対象となった品種の苗木や種は農家に提供され、それぞれの産地で広く栽培されています。
 ジマはイルガチェフェやグジなどの有名産地と比べると、日本での流通量は少ないですが、品質の高いコーヒーが生産されています。このロットも、ジマの持つポテンシャルを感じることができる一品です。
 イルガチェフェとの違いも感じていただけたら嬉しいです♪

<焙煎度>シティ(中煎り)
<標高>1,900〜2,100m
<エリア>オロミア州 ジマ地方 ゲラ村
<品種>在来種
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>約500世帯の小農家
<生産者>─

【コク】★★☆
【酸味】★★★☆
【苦味】★★
【甘み】★★☆
【香り】★★★★★

【終売】エチオピア・グジ(ナチュラル)中煎り

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50g:555円  100g:999円 200g:1,898円

【ハーブのような香りと柿を感じさせる甘みと渋み】

 グジは首都アディス・アベバから、イルガチェフェまで南に400km、イルガチェフェから南東に80kmほどのところに位置します。日中25~6℃、低い時は5℃くらいまで下がります。標高は1,800~2,200m。朝は雲海が広がっており、とても幻想的な光景が広がります。
 標高が高く寒暖差が大きいため、コーヒーはゆっくりと育ちしっかりと甘さが詰まっていきます。芳醇でフルーティーな味わいを持ち、香り高いアロマが特徴です。基本的にコーヒーはセミフォレスト(年に2~3回だけ草刈りをする栽培法)で育てており、放牧されている牛やヤギがそこら中にいて、土はふかふかです。
 かつてグジの人々の関心は金もしくは畜牛のみで、コーヒー栽培には一切の関心がありませんでした。しかし近年この地域で、経済的かつ持続可能な作物を作ろうという信念が徐々に広がり始めました。この数十年で農園も広がり、ウォッシング・ステーションも増え始めました。そうして今ではグジ産コーヒーが有名になってきているのです。

 エチオピアコーヒーの流通の問題点として、精製業者やECX(エチオピアコーヒー研究所)などの仲介者が流通を複雑化することで、品質に影響を与えていることがしばしば見受けられます。様々な運営体制や異なる品質基準により、一貫した管理が困難になるのです。
 Alphabet Trading社は、海外の顧客とダイレクトで接点を持っているためコミュニケーションが円滑に進み、複雑化することがありません。
 また地域の有力者と協働してウォッシングステーションを建設し、近隣農家からチェリーを直接買付けを行っています。アディス・アベバには自社のウエットミルとドライミルを保持することで、チェリーから輸出まで一貫した自前の品質管理フローを構築することができています。
 今注目を集めている「グジ」のポテンシャルをぜひ味わい下さい♪

<焙煎度>シティ(中煎り)
<標高>1,950~2,300m
<エリア>オロミア州 グジ
<品種>在来種
<生産処理>ナチュラル
<農園名>─
<生産者>Alphabet Trading社

【コク】★★☆
【酸味】★★★
【苦味】★★☆
【甘み】★★★☆
【香り】★★★★★

【終売】東南アジア飲み比べ

【終売】インドネシア・スラウェシ (レッドハニー)中煎り

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50g:660円  100g:1,188円 200g:2,257円

【青リンゴのようなコクと甘み】

 当店では珍しいスラウェシ産の登場です♪
 スラウェシ島のコーヒー産地は、山岳地帯が多く、コーヒーは斜面で育っています。スマトラ島の場合、台地のようになっているので、平坦なコーヒー農園が多く混植栽培もしやすいのですが、スラウェシ島の場合はそうもいきません。その代わりに、森の中で果樹と共にコーヒーが育っており、いわゆるアグロフォレストリーでコーヒーが栽培されています。また、ティピカが多く残る地域で、品種的な優勢さもある地域です。
 生産者であるシソラコーヒーのブレッド氏はアメリカ出身。家族とスラウェシ島の山奥へ移住して、シソラコーヒーを立ち上げました。主に加工をメインとするシソラコーヒーでは、トラジュク村周辺の農家からコーヒーチェリーを買い付けて加工をしています。「シソラ」とはウル語で「一緒に」という意味。移住してきたブレッド氏が、「現地住民と共にこのコーヒーを盛り上げていきたい」という思いから名付けられました。実際にインドネシアで開催された2021年のCOE(コーヒー品評会)では見事入賞を果たし、その品質の高さに皆が驚いたそうです。
ブレッド氏は、コーヒーの買い付け以外にも、周辺農家に品質向上のワークショップを継続的に行なっており、今後も期待できるコーヒーです。
 トラジャ周辺では、スマトラ式のコーヒーも時折見かけますが、多くはウォッシュ製法が採用されています。ハニー製法やナチュラル製法のコーヒーはほとんど見られません。その理由は、山岳地帯で気候の変化が激しく、乾季といえどなかなか適度な乾燥ができない環境であるためです。
そんな中、シソラコーヒーでは、難易度の高いハニー製法とナチュラル製法を得意としています。幾度もの試行錯誤を重ねる中で、最適な乾燥技術を確立してきたからです。また、乾燥を終えたコーヒーは、湿度管理された部屋で30日間レスティングされて、コーヒーの水分値を安定させてから脱穀作業に移ります。湿度の高いインドネシアにおいて、ハニー製法はとても難しいのですが、今回のロットは素晴らしい出来上がりです。希少なインドネシアのハニー製法をぜひお試しください。

<焙煎度>シティ(中煎り)
<標高>1,250〜1,450m
<エリア>スラウェシ島ルウ トラジュク村
<品種>ティピカ・S795 他
<生産処理>レッドハニー
<農園名>─
<生産者>シソラコーヒーと周辺農家

【コク】★★☆
【酸味】★★★☆
【苦味】★★★☆
【甘み】★★☆
【香り】★★★★☆

【終売】インドネシア・北スマトラタパヌリ(スマトラ式)中深煎り

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50g:555円  100g:999円 200g:1,898円

【複雑なハーブの香りと力強いコク】

 レドゥーシャ初の「北スマトラ州タパヌリ地区」のマンデリンです♪
 このコーヒー生産者のエコ氏は、もともと大手のコーヒートレーダーで働いていました。取引のある農家に対して、小規模で効率良く栽培する方法や費用をかけずにできる病虫害対策、環境の大切さなどをワークショップ形式で伝える普及員でした。
 2008年に独立し、「生産者ファースト」の理念のもとクラシックビーンズを設立。現在では、1000世帯以上の組合員を有し、インドネシアの島々に広がる組合に育て上げました。インドネシアには小規模生産者が多く、彼ら一人ひとりがコーヒーで生計が立てられるように、コーヒー生産者を支援しています。その支援も、コーヒー栽培に対する支援だけではなく、コーヒー加工業者になれるようにトレーニングを開催したり、観光客がコーヒー農園やその周辺を観光として楽しめるように、エコツーリズムとしての農園運営方法を伝えたり、生産者を生産者で終わらせない活動も行っています。
「農業は自然と共にあるべきものだ」という彼の考えは、彼の行うワークショップでも表現されています。それは、コーヒー栽培に注目してその技術を教えるのではなく、その周辺環境である、山、水源、民族、文化をまずは大切にしましょうということを強く強調しています。生産者からの絶大な信頼を得ているエコ氏は、インドネシアのコーヒー業界では知らない人がいないほど有名な方です。
 これまでご紹介したリントンやポルン、クリンチマウンテンなどとの違いをぜひ感じていただけたらと思います♪

<焙煎度>フルシティ(中深煎り)
<標高>1,400〜1,600m
<エリア>スマトラ島 北スマトラ州 タパヌリ地方
<品種>S288・オナンガンジャン・ラスーナ
<生産処理>スマトラ式
<農園名>─
<生産者>クラシックビーンズ生産者組合

【コク】★★★★
【酸味】★★☆
【苦味】★★★☆
【甘み】★★☆
【香り】★★★★★

【終売】ラオス・ボラベン高原(ウォッシュ)中煎り

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50g:540円  100g:972円 200g:1,847円

【ショコラのようなコクと心地よい苦味】

 東南アジアに位置する内陸国ラオス。 メコン川沿いの平地では水田をつくり水稲栽培、山岳地域では焼畑を行い陸稲栽培が行われ、自給的な農業が営まれてきました。 換金作物用として、北部の山岳地域では、トウモロコシやゴムノキの栽培が盛んになり、南部のボラベン高原では1980年代以降にコーヒー栽培が広がっていきました。
 現在のラオスの国土の原形にもなった出来事、メコン川東側地域のインドシナ連邦への編入。これにより、失職したフランス人の植民地官吏が、ボラベン高原の中心部、パクソン地域に住みはじめ、ティピカ系のコーヒーの苗木を持ち込んだと言われています。
ラオス政府はコーヒーが外貨獲得の手段となることに注目し、徐々に量と質の向上を求めるようになっていきました。
 1991年、世界銀行や国連農業食糧機関、そしてフランスの開発庁の資金援助によって農業支援プロジェクトが立ち上がりました。その一環で、栽培実験センターが開設され、そこでの栽培実験をもとに、収量の多い栽培品種としてカティモールのコーヒーが選定されました。1997年より実施された後継プロジェクトでは、カティモールのコーヒーを普及する取り組みが行われました。現在、ラオスのコーヒー生産でカティモール品種が多く栽培されているのは、この時代の名残りです。
 2005年頃になると、ボラベン高原の53村でコーヒーの生産者グループが結成され、その後グループを束ねるため「ボラベン高原コーヒー生産者協会(AGPC)」が組織されました。
2014年には協会の再編成が行われ、同年コーヒー生産者共同組合(CPC)が設立され、ラオス政府もこれを公認し、国としてもコーヒー生産に注力していきました。また、「ダオファン社」などの外資系の企業の勢力もまた、ボラベン高原地域のコーヒー生産に大きな影響を及ぼしました。自社工場を建設し、コーヒー農家からコーヒーを買い取り、自社製品として加工・販売までを行っています。こうした買い手の存在により、コーヒー農家は徐々に栽培面積を広げていたったといいます。
 このコーヒーの生産者、ミンティエン農園もまた、ラオス南部のボラベン高原に位置する農園のひとつです。標高1,250~1,290mとボラベン高原のなかでも高地です。
 25ヘクタールの農地とウォッシングステーションを有し、収穫から精製処理、選別、脱殻、袋詰め、そして出荷にいたるまで一貫した品質管理を行っています。品種ごとの特性を最大限に活かせるよう、広い農園内では各栽培品種ごとに区画を分けたり、収穫作業はすべて手作業で行い、収穫期の間、収穫のタイミングを6、7回に分け、完熟チェリーのみを選んで収穫したりしています。
また園内にはカッピングのラボも整備され、現地スタッフのもと、消費国側のニーズにこたえられるよう、徹底した品質管理に取り組んでいます。こうした取り組みが高品質なコーヒー生産につながっているのです。
 ラオスコーヒーのポテンシャルを知ることができる、そんなミンティエン農園をぜひお試しください♪

<焙煎度>シティ(中煎り)
<標高> 1,250〜1,290m
<エリア>チャンパサック県 ボラベン高原
<品種>カティモール
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>ミンティエン農園
<生産者>─

【コク】★★★
【酸味】★★
【苦味】★★★☆
【甘み】★★★
【香り】★★★★☆

【終売】ベトナム・ミンマウンテン(ウォッシュ)中煎り

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50g:540円  100g:972円 200g:1,847円

【ナッツのようなコクと甘みのハーモニー】

 世界No2のコーヒー生産国ベトナムのスペシャルティ珈琲です♪
 ベトナムと聞くと、ロブスタのコーヒーをたくさんつくっている国というイメージをお持ちの方が多いと思います。ベトナムは世界最大のロブスタ種のコーヒー生産国で、その生産量の約95%がロブスタ種です。1990年代にエスプレッソ用やインスタントコーヒー用として、ロブスタの需要が拡大したのを機に、ロブスタ種の生産量と輸出量が拡大していきました。
 今でこそロブスタの印象が強いベトナムですが、実は最初に持ち込まれたのはアラビカ種だったと言います。19世紀後半フランスの植民地下において、フランス人によって持ち込まれたのがはじまりです。気候や土壌に恵まれていたダクラク省やラムドン省といった中部高原地方を中心に栽培が広がっていきました。標高も最高で1,500mほどと、アラビカ種の栽培に適している地域でした。その後、戦争でコーヒー生産は一時衰退。国の経済政策によって、病害虫に強いロブスタ種の生産が急増する中、ラムドン省では継続してアラビカ種の生産が続けられてきました。
 このコーヒーの生産地、ラムドン省では生産量の約20%近くがアラビカ種です。ティピカやブルボンなど香味の豊かな高品質な品種が積極的に栽培されています。省全体として、オーガニック認証や4C認証、ベトナム独自のVietGAPという認証制度などを取得する生産者も多く存在し、品質の向上とともにコーヒー生産を通して社会的な貢献も図っています。
 米国農務省(USDA)の報告によると、近年、気温の上昇や干ばつの影響により、地下水が減少し、井戸水による灌漑に頼るベトナムの生産地では、コーヒー生産における水不足が課題のひとつとなっています。こうした課題に対し、自動灌漑システムや、ドローンの活用など、高度な技術もコーヒー生産に導入されつつあるようです。 
 またラムドン省では、化学肥料や農薬の使用削減や、有機肥料の活用などの取り組みにより、環境負荷の低減と生産性の向上の両立化を目指しています。
 ベトナムアラビカといえば、安価なウォッシュドアラビカコーヒーとして扱われてきた歴史があります。しかしながら、このコーヒーの輸出業者であるHo Phoung 社は、ラムドン省のダラット市でも高標高に位置するミン・マウンテン地域で生産されるコーヒーに注目。この地域のコーヒーのみを限定して集荷し、精製加工することにより高品質なアラビカコーヒーの生産に成功しました。一年中冷涼な気候の中で生産されるコーヒーは、実の成熟速度がゆっくりで、土壌から吸収されるミネラルや栄養分が増すことにより、豊かな味わいと上質な酸味を持つコーヒーになるのです。貴重なベトナムアラビカの、そのまた貴重な高品質なコーヒーをお試しください♪

<焙煎度>シティ(中煎り)
<標高>1,500m
<エリア>ラムドン省 ダラット市 ミンマウンテン
<品種>カティモール
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>─
<生産者>ミンマウンテン地域の農家とHo Phoung 社

【コク】★★★
【酸味】★★☆
【苦味】★★★
【甘み】★★★
【香り】★★★★☆