レドゥーシャでは毎月「テーマ」に沿った数量限定コーヒーをご用意しています。
【12/7~限定コーヒー】 『東ティモール&パプアニューギニア飲み比べ』
今回は【東ティモール&パプアニューギニア飲み比べ】をご用意しました。レドゥーシャでも何度か販売してきた両国。地理的に近い二カ国ですが、今回初めて飲み比べという形で比較をしてみたいと思います。それぞれ浅煎りと中深煎りでご用意し飲み比べて楽しんでいただければと思います。
*珈琲クラブ会員様早割企画として、12/8(日)までにご購入(ご注文は前日までに注文サイトから)いただいた場合は『4種×50gセット』を特別価格にてご提供します♪
*数量限定です。2週間くらいで通常は販売終了していますのでお早めにお買い求めください!
【12/7~】東ティモール・ハウレウン村(ウォッシュ) 浅煎り
ご注文はこちら→「コーヒー豆ご注文フォーム」
50g:486円 100g:918円 200g:1,782円
【ハーブのような爽やかなフレーバー】
東ティモールのコーヒー栽培の歴史は古く、約200年前からはじまりました。しかし植民地支配と武力占領による政治的な不安定さから、これまでその魅力を伝えることがむずかしい産地でした。 独立の混乱期から支援に入ったNGOピースウィンズジャパンが、恒久的な生活支援としてコーヒー開発のプロジェクトを立ち上げました。日々農家の村々へ足を運んで栽培状況をチェックし、インドネシアからも専門家を招聘し農家へのワークショップを行うなどの取り組みを行った結果、トラック1台分の出荷量からはじまったプロジェクトが、現在では年間180トンにも及ぶ高品質なコーヒーが産出されるようになりました。
農家と専門家とNGOの三者が時間をかけて信頼関係をつくり、互いに歩み寄り、共に汗を流しながら育んでいる、それが東ティモールのコーヒーです。
<焙煎度>ミディアム(浅煎り)
<標高>1,400〜1,800m
<エリア>エルメラ県 レテフォホ ハウレウン村
<品種>ティピカ HdT カティモール
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>─
<生産者>ハウレウン村 12世帯の農家
【コク】★☆
【酸味】★★★★
【苦味】★
【甘み】★★
【香り】★★★★
【12/7~】東ティモール・ハウレウン村(ウォッシュ) 中深煎り
ご注文はこちら→「コーヒー豆ご注文フォーム」
50g:513円 100g:972円 200g:1,890円
【重厚感のあるコクと軽やかな後味】
東ティモールは世界的にも稀な、「国全体がオーガニック」と言えるほど有機栽培が普及している稀有な国です。コーヒー栽培の歴史は古いのですが、農薬・化学肥料を使うという習慣そのものがなく、コーヒーもほかの作物もすべて無農薬で有機的に栽培されています。まったく化学肥料に頼らないと次第に土地はやせ衰えてしまいますが、木と木の間に「ビオポリ」と呼ばれる有機肥料を入れる穴を設置したり、落葉がそのまま土壌改善につながるシェードツリーを植えるなど、自然と調和した方法で土壌改善を行うことで有機的で高品質なコーヒー栽培を実現させています。
<焙煎度>フルシティ(中深煎り)
<標高> 1,400〜1,800m
<エリア>エルメラ県 レテフォホ ハウレウン村
<品種>ティピカ HdT カティモール
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>─
<生産者>ハウレウン村 12世帯の農家
【コク】★★★★
【酸味】★☆
【苦味】★★★☆
【甘み】★★★
【香り】★★★★☆
【12/7~】パプアニューギニア・ウィルトン農園(ウォッシュ) 浅煎り
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50g:452円 100g:850円 200g:1,646円
【紅玉りんごのような鮮やかな酸味】
ウィルトン農園の広さはおよそ300ha。主にアカシアの木が作る木陰の下で、何十万本ものコーヒーが植えられています。ウイリアムス氏は今年新たに農園内に水洗工場を作り、農園内での加工もスタートさせました。彼が村の中を移動すると、住民からの人気がよく分かります、誰も彼もがウィリアム氏に話しかけて、笑顔が絶えることはありません。所有しているのはウィリアム氏ですが、彼には地域住民全体で作り上げていきたいという思いがあり、それがしっかり住民に伝わっている。そんな良いコミュニティが作られています。
<焙煎度>ミディアム(浅煎り)
<標高>1,600m
<エリア>ジワカ ミンジ町 トンビル村
<品種>アルーシャ、ティピカ、ブルボン、カツーラ
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>ウィルトン農園
<生産者>ウィリアム トンガップ
【コク】★☆
【酸味】★★★★☆
【苦味】☆
【甘み】★☆
【香り】★★★★
【12/7~】パプアニューギニア・ウィルトン農園(ウォッシュ) 中深煎り
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50g:477円 100g:900円 200g:1,746円
【ローストしたアーモンドのようなコクと苦味】
ウィリアム氏は、1996年から1999年まで地政学を学びに日本へ留学し、その後パプアへ帰国。鉱山採掘業社へ就職し仕事に従事していましたが、また縁あって修士と博士をとりに2004年日本へ舞い戻ってきました。2011年まで日本で暮らし、その後このジワカが州として新しくできるということで、パプアに帰国。色々な応援をもらいながらめでたく州知事として当選し、2期・10年間地元の為に尽力してきました。「日本にはとても恩がある。だからここで生産されたコーヒーは日本に販売していきたいと思っている。」
「品質を上げるための設備や、農園内のメンテナンスについても徐々に進めていこうと思っている。」と話すウィリアム氏は、このトンビル村の雇用促進を農園経営という角度からアプローチを新たに進めていく計画をしています。そのプランの一つとして、ワギ川がある農園の北側に新しく大きなウェットミルとドライミルを建設する予定だそうです。
ウィリアムスの地域を思う気持ちがつまったウィルトン農園をぜひお試しください。
<焙煎度>フルシティ(中深煎り)
<標高> 1,600m
<エリア>ジワカ ミンジ町 トンビル村
<品種>アルーシャ、ティピカ、ブルボン、カツーラ
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>ウィルトン農園
<生産者>ウィリアム トンガップ
【コク】★★★☆
【酸味】★★
【苦味】★★★
【甘み】★★★
【香り】★★★★☆
【12/7~】東ティモール&パプアニューギニア4種50g飲み比べセット(4種類)
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50g×4種類:1,928円のところ
12/9までのお渡し(前日までのご予約)
珈琲クラブ会員様限定: 1,820円
*現金でのお支払いの場合
*4種類を飲み比べて現地生産者の思いを感じてみましょう。
各50g
*限定コーヒー試飲会も開催します!お申し込みはこちら
売り切れ次第販売終了となる商品です。お早めにご購入下さいませ!
【12/7~】東ティモール&パプアニューギニア4種珈琲バッグ4個飲み比べセット
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4個セット 760円
*お湯さえあればどなたでも美味しく気軽にスペシャルティコーヒーをお楽しみいただける4種類各1個のセットです!ギフトにも最適です!!
無料ラッピングもできます。コーヒー好きな方へのギフトにも最適です。
【間もなく終了】中米飲み比べ(2024/11~)
【まもなく終了】パナマ・タラマンカス農園(ウォッシュ) 中浅煎り
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50g:513円 100g:972円 200g:1,890円
【グレープフルーツのようなシトラス系の酸】
タラマンカス農園は、コスタリカとパナマにまたがるラ・アミスタッド国立公園の中にあるタラマンカ山脈の裾野に位置しており、農園名もその山脈名から名づけられました。4世代にわたって、この場所でコーヒーの栽培、加工を営みとして暮らしており、家族で農園の運営を行っています。高品質なコーヒー生産に重きを置いている農園ですが、とりわけ注目すべき点は環境面の配慮。国立公園内に生息する野生の動植物を保全する活動として、地域のコミュニティや行政と協力しての公園内の美化活動や地域固有種の保護観察活動に力を注いでいます。またシェードツリー以外にも農園の敷地内では積極的に植林活動を行われており、動物の生息域の維持に努めています。
タラマンカス農園の4代目の農園主のディグナさん。幼少期より家族が営む農園でコーヒーに触れ合い、自然とそのままコーヒー栽培の道を歩むことがありました。彼女が力を注ぐのがゲイシャ、カツアイなど単一品種ロットの栽培。起伏の富んだ農園内を区分けを行い、テスト栽培を繰り返しながらそれぞれの品種に適した区画を見つけだしました。そして今彼女が取り組んでいるのは、さらなる品種の生産。農園内のテスト農場では現在実験的に、パカマラやティピカなどの、高品質な品種。そしてF1系のハイブリッド品種の生産にも取り組んでいます。彼女はハイブリッド品種についても前向きにとらえており、気候変動に強い品種を高品質で栽培できることができれば、パナマのコーヒー栽培の未来につながっていくのだとお話してくれました。
パナマと言えば「ゲイシャ種」のイメージが強いですが、ゲイシャ以外の品種のポテンシャルの高さを改めて感じさせる、そんなタラマンカス農園です♪
<焙煎度>ハイ(中浅煎り)
<標高>1,350~1,400m
<エリア>レナシミエント地区 サンタクララ
<品種>カツアイ
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>タラマンカス農園
<生産者>Digna氏
【コク】★☆
【酸味】★★★★☆
【苦味】☆
【甘み】★★☆
【香り】★★★★☆
【まもなく終了】エルサルバドル・Las Luces農園(ウォッシュ) 中浅煎り
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50g:567円 100g:1,080円 200g:2,106円
【プラムのような繊細な酸味と口当たり】
エルサルバドル北西部のサンタアナ地方ロスナランホスのコーヒーです。
Las Luces農園では、高品質なコーヒーを育てる為、施肥、シェードの選定、コーヒーの植え付けを行う際は、事前に農地の状態を計測し、最も適切な状態で実施するよう管理されています。農園はコーヒー栽培で有名なサンタ アナ火山の斜面に位置しており、良いコーヒー栽培に必要な気候条件を備えています。海抜自体は平均1,000m程度と、比較的低い標高でありながらも管理条件、土壌、気候により、ここで生産されるコーヒーは甘いアロマ、バランスの取れたボディ、明るい酸味が生み出されます。
この農園には、鳥類、爬虫類、ほ乳類など、固有種を含め様々な生物が生息しており、農園はシェードツリーの管理、水の保全活動を通じて、生物多様性の保全にも貢献しています。この農園からの眺め、美しい動物が暮らす森から、地域のバイヤーからは絵に描いたような美しさと評されています。
2012年以降、農園主のファミリアさんは、従業員向けの健康ワークショップをはじめとした、農家さん達の健康増進を進めるプログラムを行い始めました。現地のNPOと提携し、農園やドライミル周辺で暮らす人々が利用できる運動場やアイテム、さらにはメンタルのケアまで行える診療所も開設し、心身の健康向上に貢献しています。
今回は酸味が特徴的な「パカマラ種」のポテンシャルを最大限発揮するために中浅煎りでご提供します♪
<焙煎度>ハイ(中浅煎り)
<標高> 950m
<エリア>サンタアナ ロスナランホス
<品種>パカマラ
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>Las Luces農園
<生産者>ファミリア パカス
【コク】★☆
【酸味】★★★★☆
【苦味】☆
【甘み】★★☆
【香り】★★★★☆
【完売御礼】グアテマラ・コバン オーロラ農園(ウォッシュ) 中浅煎り
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50g:486円 100g:918円 200g:1,782円
【赤りんごのようなフレーバーとはちみつのような甘み】
オーロラ農園があるコバンは首都グアテマラシティからおよそ150km北に位置しています。山々に囲まれた盆地で、そこにカリブ海からの温暖で湿った空気が流れ込むため、年中霧が多い町として知られています。コバンには熱帯雨林がいまだ手つかずの状態で残っています。固有種を含む179種類の鳥類がいると言われ、まさに鳥の楽園です。そんなコバンの地域住民に大切に保護されているのが「クビワキヌバネドリ」。赤い色をしたお腹に、白と黒のボーダーラインのシッポ、とても綺麗で色鮮やかな鳥です。現地では「オーロラ」と親しみを込めて呼ばれています。オーロラ農園の名前もここに由来しています。
もともとはドイツ系の移民によって1887年に作られた農園でしたが、月日を経て2014年に現在の農園主のアルドさんへと引き継がれました。園内にはカツーラやマラゴジッペ、ゲイシャ、パカマラなどの品種のコーヒーが栽培されています。
オーロラ農園の特徴は、環境に負荷の少ない農園経営にとりくんでいるということ。コバンの地域柄、豊富にある雨水を農園で使用し、水力発電や太陽光発電によって園内で使用する電力をまかなっています。
アルドさんが目指しているのは、「経済的に自立しビジネスとしてコーヒー栽培ができる農家さんを育てるということ。」です。グアテマラでは地域間や民族間での所得・貧困格差が広がっているといわれています。栄養不良や就学率の低さ、識字率の低さが主な原因で、特に先住民の多い地方で起こっています。地方都市のコバンもこうした課題を抱えています。「グアテマラ人は働き者だけど、活躍の機会が限られている。だからこそ、コーヒーの生産者さんへ公平な価格の支払いによって、地域社会に貢献していこう、農家さんがより良い生活をできるようにしていこう」と決めたそうです。
そうやって始まったのが「オーロラスタジオ」というプロジェクトです。コバンの土地から貧困をなくしていくため、売り上げの一部をコーヒーの生産に必要な水のフィルターやソーラーパネル、ストーブなどの設置に充て、農家さんへの公平な還元を行っています。こうした取り組みの輪を広げ、今までに関わった農家さんは50世帯を超えました。
「グァテマラを愛するということ。人を助けるということ。」アルドさんとルシアさんが3人の子どもたちに教えていきたいことだそうです。日々、農家さんのもとへ足を運び、自ら手を動かすアルドさん。その背中が大切なことを語っているように思います。
グアテマラコーヒーのポテンシャルを存分に感じられるオーロラ農園をぜひ体験染み見てください♪
<焙煎度>ハイ(中浅煎り)
<標高>1,650m
<エリア>コバン サンタクルスベラパス
<品種>カツーラ
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>オーロラ農園
<生産者>50世帯 約300名の農家
【コク】★★
【酸味】★★★★
【苦味】☆
【甘み】★★★☆
【香り】★★★★☆
【完売御礼】グアテマラ・カフェピューマ(中浅煎り) 中浅煎り
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50g:405円 100g:756円 200g:1,458円
【オレンジのようなフレーバーと柔らかな触感】
アラビカコーヒーの生産地域である中米の森林地帯は、ジャガーやピューマといった大型猫科動物の棲息地でもあります。この近年絶滅の危機に瀕する動物達の棲む森は、年々面積が減少しています。サンアグスティンが位置するシエラ・デ・ラス・ミナス山地は、コーヒー栽培のために最適な環境であるだけではなく、野性ピューマの棲息に適した条件も兼ね備えています。
この野生動物とコーヒー農園の共存を模索する取り組みの一つとして、ボルカフェ・ウェイのメンバーに、野生ピューマの棲息地となる原生林の保護などを呼びかけるとともに、コーヒーの売り上げの一部を、同地の野生ピューマの保護団体である、パンテラ・グアテマラに寄付しています。共に生き残りを賭けた、野生ピューマとコーヒーの伝統品種が共存する森の味わいをお楽しみください。
高級アラビカコーヒーの産地であるグアテマラでは、近年、サビ病対策として、病害に耐性があり、短期的に収量増が期待できるハイブリッド品種への植え替えが大規模に進みました。この結果として、代表的な産地のSHBグレードのカップ品質は変容し、昔ながらの柔らかい口当たりの原料の入手が難しくなっています。
一方で、これまであまり注目されることのなかった生産地区では、未だに伝統品種を地道に栽培している生産者がいます。そのような生産地区の一つであるグアテマラ中東部サンアグスティン・アカサグアストランの生産者とタイアップし、伝統品種を守りながら、持続可能な農園経営を支援しています。古きよきグアテマラ・コーヒーの特徴的な心地よいフレーバーと柔らかい酸味のバランスのとれた味わいに仕上がりました。
オーロラ農園との風味の違いをぜひお楽しみください♪
<焙煎度>ハイ(中浅煎り)
<標高> 1,350~1,550m
<エリア>エル・プログレソ、 シエラ・デ・ラス・ミナス山地、サンアグスティン・アカサグアストラン
<品種>ブルボン、カツーラ、ティピカ
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>─
<生産者>ボルカフェウェイに加盟する地域の生産者
【コク】★☆
【酸味】★★★☆
【苦味】☆
【甘み】★★★
【香り】★★★★
【終了しました】アジア珈琲新興国(2024/11~)
【完売御礼】ラオス・シェンクワン (ウォッシュ) 中煎り
ご注文はこちら→「コーヒー豆ご注文フォーム」
50g:459円 100g:864円 200g:1,674円
【やわらかな酸味とアーモンドのようなコク】
ラオス北部のシェンクワン。今のラオスの原型にもなったラーンサーン王国があった地域です。ラオスの言葉で「ラーン」は「百万」、「サーン」は「ゾウ」を意味します。「百万頭のゾウの国」という名をもつラーンサーン王国は、お隣アンコール王朝から上座部仏教を取り入れ14世紀に栄えました。現在でも町中のあちこちで見かけるお寺や仏像、仏塔は、その時の繁栄を象徴するものです。
シェンクワンでは現在約500世帯の農家が森の中でコーヒーを栽培しているといわれています。アグロフォレストリーいう農法で、森に自生する木々をシェードツリーとして活用し、森やそこに住むジャコウネコ、リス、野鳥などの野生動物たちと共生しながらコーヒー栽培を行なっています。
ラオスのコーヒーのほとんどが南部で生産されています。北部でのコーヒー生産はめずらしく、この地域でコーヒーの栽培が始まったのは2000年頃。農業開発のための資金協力の一環でアラビカ種のコーヒー栽培が開始され、その後も開発団体などによりコーヒーの加工支援などが行われてきました。
さまざまな団体により栽培・加工に関する支援や設備の導入などは行われてきましたが、次に課題となっていたのが生産されたコーヒーの市場へのアクセスでした。日本の商社の現地パートナー企業のサフロンコーヒーでは、そうして生産されたコーヒーを買取り、加工、ラオス国内での販売や輸出を行っています。このコーヒーもサフロンコーヒーがとりまとめ輸出を担いました。ゾウの国から届いた、自然に育まれながら育てられた森のコーヒーをぜひお楽しみください!!
<焙煎度>シティ(中煎り)
<標高>800~1,200m
<エリア>ラオス北部 シェンクワン
<品種>カティモール
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>─
<生産者>約500世帯の小農家
【コク】★★★
【酸味】★★★☆
【苦味】★☆
【甘み】★★☆
【香り】★★★★☆
【完売御礼】インド・パパクチ農園 (ナチュラル) 中浅煎り
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50g:378円 100g:702円 200g:1,350円
【バニラのようなフレーバーと上品な甘み】
パパクチ農園は、インド南西部カルナータカ州のウェスタンガーツにあるコーグという町にあります。農園主はパバン氏。もともとは、この地の緑豊かな環境や土壌に魅了されたパバン氏の祖父が始めた農園です。ロブスタを植え始めたのも祖父の時代。パバン氏の父の時代にはさらに農園を拡大、ビジネスとしても軌道に乗っていきました。 「おじいさんもお父さんも昼も夜もずっと農園にいたんだ。誰よりも努力家だったよ。」とパバン氏は言います。そんな先代たちの背中を見て育ったパバン氏。ロブスタ栽培の知恵と経験、コーヒー栽培への想いは脈々とパバン氏へ受け継がれています。
「ロブスタの栽培に関してはどの農園にも劣らないこだわりや誇りを持っている。ロブスタのことなら他の生産国の人たちにも教えられるよ。なにか役に立ちたいんだ。」そう話すパバン氏の表情は誇らしく自信に満ちていました。
パパクチ農園の収穫期は例年11月〜3月頃。常時勤務しているスタッフに加えて、30人ほどのワーカーが働きにきています。この時期になると、コーヒーチェリーの収穫をするピッカーや、ウォッシングステーション(WS)で加工や乾燥を担当するスタッフたちが手際よく仕事をしています。園内には、遠くから働きに来るワーカーたちのために収穫期に生活するための住居も用意されています。 ピッカーの一日は朝7時過ぎ、まだ日が明けて間もない時間から始まります。その日ごとに決められた区画のコーヒーチェリーを一つひとつ、手作業で摘んでいきます。中には45年もここで仕事をしているピッカーもいます。
園内に併設されているWSでは、収穫後のコーヒーチェリーを手で選別しているピッカーの姿、発酵の終わったコーヒーをタンクから乾燥場に運んでいるワーカーの姿、乾燥中のコーヒー豆を攪拌しているワーカーの姿など、多くの人々がそれぞれの役割を果たしながらコーヒーの生産に取り組んでいる光景があります。
パパクチ農園では収穫は手作業。熟練のピッカーたちが赤い実だけを収穫します。その後、さらに手選別を行い、グレードを分け、果肉除去、発酵の過程を経て乾燥へ移ります。パパクチ農園の乾燥場には、パティオに加えて乾燥棚が設置されています。通常、ウォッシュドプロセスはパティオで、乾燥時間がかかってしまうナチュラルは、下からも風を通してくれる乾燥棚を使って乾燥させているそうです。均一に乾燥が進むようにと、一日に5~6回ほど手でかき混ぜる作業を行っています。そうやって作られたパパクチ農園のロブスタ・ナチュラルのコーヒーは、やさしい甘さを感じられる味わいに仕上がっています。
<焙煎度>ハイ(中浅煎り)
<標高>1,040m
<エリア>カルナータカ州ウェスタンガーツ
<品種>ペリディニア(ロブスタ種)
<生産処理>ダブルファーメンテーション
<農園名>パパクチ農園
<生産者>パバン氏
【コク】★★★☆
【酸味】★
【苦味】★★☆
【甘み】★★★☆
【香り】★★★★
【完売御礼】中国・雲南省 天空農園 (ウォッシュ) 中浅煎り
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50g:459円 100g:864円 200g:1,674円
【パイナップルやアップルのようなフルーツフレーバー】
雲南省があるのは中国大陸の西南部、ミャンマーとラオス、ベトナムと国境を接し、様々な民族が暮らす多様性あふれる地域です。上海から飛行機で4時間ほどかけてたどり着くのが雲南省の空の港、シーサンパンナという街でした。3月頃でもじめじめした暑さを感じるまるで東南アジアの国にいるかのような気候です。
ミャオ族にタイ族、イ族街を歩くときらびやかな民族衣装を着た人々に目を奪われます。「花の髪飾りを付けてキラキラとした衣装を来ているのはタイ族、青と黒が特徴の衣装にかつらのような髪飾りを付けているのはイ族、ミニスカートに前掛けをしているような衣装はミャオ族、と多様な民族が共生しています。週末にはたくさんの人々がそれぞれの民族衣装を身に着けて街の市場へお出かけをしていてとてもにぎやかです。国境の街ならではの様子がそこにはあります。
現地パートナーは、日本人の父親と台湾人の母親のもとに生まれた曾さん。日本にもルーツを持つ台湾人で若い頃には日本の企業で働いたこともあったそうです。「若い頃に2,3年日本で働いたこともあったけれど、なんとなく日本社会が合わなくて、結局台湾に戻ろうと決めたんだ」。その後、台湾の不動産関連の会社の駐在員として雲南省に赴任したのが、この地と曾さんの出会いのきっかけでした。土地の調査で雲南省のプーアル市を訪れた曾さんは、そこでお茶やコーヒーが栽培されているのを初めて知ったそうです。コーヒーの農家さんを訪ね歩き気づいたことは農家さんはコーヒーを全く飲まないということ。当時の中国のコーヒーの流通では、生産されるコーヒーのほとんどが大手のコーヒーチェーンへ流れていくのが主流でした。上海などの都市部ではコーヒーの消費も右肩上がりの状態でした。
*アナエロビックに続く*
以前販売したウォッシュと同じ農園ですが、前回よりもより品質評価の高いロットを今回入れています。中国のウォッシュもここまで来たと感じていただけると思います。
<焙煎度>ハイ(中浅煎り)
<標高>1,700m
<エリア>雲南省 保山市 潞江垻 (ルジャンバ)
<品種>カティモール
<生産処理>ウォッシュ
<農園名>天空農園
<農園管理者> 曾(ソウ)氏
【コク】★★
【酸味】★★★★
【苦味】☆
【甘み】★★★
【香り】★★★★★
【完売御礼】中国・雲南省 天空農園(ダブルファーメンテーション) 中浅煎り
ご注文はこちら→「コーヒー豆ご注文フォーム」
50g:486円 100g:918円 200g:1,782円
【二度発酵によるブランデーのような香味】
※ウォッシュからの続きです※
これからは地方都市でも消費が伸びるだろうと、中国国内のマーケットへ参入の可能性を感じた曾さんは、品質の高いスペシャルティコーヒーをつくり雲南省で雲南のコーヒーを広めていこうと動き出しました。雲南のコーヒーがそこからいろんなところへ飛び立って行ってほしいという想いと、台湾から飛び込んできた自分の姿を「かもめ」の姿に重ね、自らの農園に「かもめの天空農園」と名付けたそうです。農園や加工場を管理すると同時にプーアル学園のコーヒー学科で教鞭をとり、次の世代の生産者の育成にも力を入れています。「プロセスで大事なのは水と空気、温度、時間。発酵ひとつでウォッシュドでも甘さとコクが出るんだよ。乾燥も乾燥用のテーブルで乾燥させて見たり、地面でやってみたり、乾燥機でやってみたり、いろいろ実験してみている。新しく取り組み始めた産地、易武(イーウー)はパナマやコロンビアの気候に似ている。いいコーヒーが採れるはずなんだ。ゲイシャにパカマラ、SL、カトゥアイ……いろんな品種を植えてみようと思っているんだ。」と、夜がふけるまで曾さんのコーヒー話は尽きません。
曾さんは各地域の農園の近くにある加工場とパートナーシップを結んで加工にも力を入れています。曾さんのコーヒー生産の特徴は、農家さんや加工場との連携が上手なこと。日々のコミュニケーションのもと協働して毎年設備にも改善を加え、大掛かりな発酵用のタンクを導入したり、乾燥機の攪拌用のプロペラにも均等に乾燥できるよう工夫を加たり、シェイドドライ用のハウスやアフリカンベッド、パティオなどマイクロロットを生産できるよう様々な乾燥工程に取り組めるような設備を導入しています。「なかなか時間も労働力もかかるんだけれど、お客さんの要望にこたえられるようなコーヒーをつくっていきたい。」と曾さんはいいます。高台から見渡せる乾燥場はまるで中南米の生産国を思わせるもののよう。その奥に雲南の山々を望む景色は圧巻です。そんな景色を後ろに、「いい景色だろう、ここではいいコーヒーができるんだ」と自身に満ち溢れた表情でずっしりとかまえる曾さんの姿がありました。
既に以前のロットを飲んだことがある方もいらっしゃると思いますが、年々品質は上がってきており、その違いを感じていただけたらと思います。
<焙煎度>ハイ(中浅煎り)
<標高>1,700m
<エリア>雲南省 プーアル市 ランソー
<品種>カティモール
<生産処理>嫌気性発酵 ダブルファーメンテーション
<農園名>天空農園
<農園管理者> 曾(ソウ)氏
【コク】★★★
【酸味】★★★☆
【苦味】☆
【甘み】★★★★☆
【香り】★★★★★